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  2. ストレスに効くアロマ

現代社会に生きる私たちは、ありとあらゆるストレスに囲まれています。
理由もなくイライラしたり、些細なことでかんしゃくを起こしたりする方も少なくないでしょう。

適度なストレスは必要ですが、それが過度になってしまうと、自律神経に乱れを生じ、心と体のバランスが崩れて、さまざまな不調となって現れてきます。 そんな時、心と体のバランスを取り戻す手助けをしてくれるのが、アロマテラピーなのです。

では、なぜ香りがストレスに力を発揮するのでしょうか?
ここでは、そんなアロマテラピーのメカニズムについて説明いたします。

アロマテラピーのメカニズム

人間の脳の仕組みは大変複雑で、すべてが解明されているわけではありませんが、私たちの感情や行動を支配する大切な器官として、現在もさかんに研究がなされています。

モノの匂いを感じる「嗅覚」というのは、脳の中の「大脳辺縁系」という部分が担当していることが分かっています。この部分は大脳半球の内側を取り囲むように位置しており、人間の感情や本能といった情動や、記憶に関与しています。
嗅覚によってもたらされた香りの情報は電気信号に変換され、大脳新皮質を経ることなく、直接、感情や記憶をつかさどる大脳辺縁系に到達します。大脳新皮質による情報の分析や認識を行なう前に、その香りが好きか嫌いか、心地良いか、懐かしいか、といった感情を呼び起こすのです。

また、大脳辺縁系は、生命維持をつかさどる視床下部とも連携し、自律神経系やホルモン分泌を調整する働きを持っています。香りの成分は、セロトニンなどのさまざまなホルモンの分泌にも関与していると考えられています。
こうした脳への働きかけによって、気持ちが落ち着いたりすると考えられているのです。

アロマオイル(精油)の働く経路

鼻(嗅覚)から

香りの成分は、鼻の奥の粘膜の嗅細胞が出している毛(嗅毛)にキャッチされ、電気的インパルスとなって神経線維を伝わり、脳の中の大脳辺縁系と呼ばれる領域に到達します。

肺から

鼻や口から取り込まれた香りの成分は、わずかながら鼻や肺の粘膜から血管壁を通って血液に吸収され、血流を介して全身に行き渡ります。

皮膚から

アロマオイル(精油)の分子は非常に小さく、皮膚の表層部分(表皮)よりさらに下の真皮にまで到達する浸透力を持っており、血流を介して全身に行き渡ります。
ただし、アロマオイル(精油)の原液を直接肌につけることは出来ませんので、トリートメントを行なう際には、ホホバオイルなどの植物油(キャリアオイル)で1%以下に希釈します。

消化管から

海外では医師の指導のもとアロマオイル(精油)を内服する場合があります。
ただし、アロマオイル(精油)の内服は、消化管や肝臓に重大な影響を及ぼす危険性もありますので、素人が自分の判断で行なってはいけません。
一部のアロマオイル(精油)には、わずか1本で致死量に至るものもあります。アロマオイル(精油)の内服は非常に危険ですので、絶対に行なわないで下さい。また、乳幼児が誤って飲み込んだりしないよう、保管には十分お気をつけ下さい。