クラリセージ精油の効能、効果は? どんな香り?

クラリセージ精油
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クラリセージはヨーロッパ原産のハーブで、ピンクやむらさきの花を咲かせます。ウッディーな香りを少し含んだ、重いハーブの香りです。クラリセージの精油は女性ホルモン様作用があることで知られており、月経不順や月経時の不快感、更年期の症状に効果があると考えられています。リラックス作用にもすぐれ、不安や緊張をやわらげ、明るく幸せな気持ちにしてくれます。

以下で詳しく見ていきましょう。

目次

クラリセージ精油のプロフィール

クラリセージ

エッセンシャルオイルデータ(学名、成分など)

英名Clary sage クラリセージ
和名オニサルビア
学名Salvia sclarea
科名シソ科
抽出部位花、葉
抽出方法水蒸気蒸留法
主な産地ウクライナ、ロシア、アメリカ
主な成分酢酸リナリル、リナロール、ゲルマクレンD、スクラレオール、酢酸ゲラニル、ミルセン、酢酸ネリル、α-テルピネオール、β-カリオフィレン、スパチュレノールなど
主な効能、効果鎮静、鎮痛、通経、月経促進、分娩促進、子宮強壮、精神安定、血行促進、催淫、女性ホルモン様作用
香りの系統ハーブ系
香りのノートミドルノート

クラリセージってどんな精油?

クラリセージ

どんな香り?

ウッディーな香りを少し含んだ、重いハーブの香り

どんな植物?

クラリセージは地中海沿岸が原産のハーブで、セージの一種です。 1メートルくらいの高さにまで成長する2年草で、大きなハート型の葉を持ち、初夏にピンクや紫色の花をつけます。

エピソードや歴史、豆知識など

クラリセージと言う名前は、「明るい」あるいは「正常な」を意味するラテン語の「クラルス」に由来しています。これは、昔このハーブからとった粘液で目の洗浄をしたことからきたと言われています。中世の頃には、このハーブは「キリストの眼」と呼ばれていました。
クラリセージの薬効は古くから知られており、感染症を予防するための殺菌・抗ウイルス作用や、心を落ち着ける鎮静作用をもつ植物として利用されてきました。現在では香水の成分としてもよく利用されています。

クラリセージの効能や効果

女性特有のお悩みに、ホルモンバランスの調整に

クラリセージの特徴成分であるスクラレオールには、女性ホルモン(エストロゲン)に似た作用があることが知られています。クラリセージは心と体のバランスを整える香りとして大変有名で、月経不順、月経時の不快感、更年期の症状など、女性の悩みを抱える方から多くの支持を得ています。また分娩時に使用すると、スムーズな分娩を促進し、産婦の負担を軽減すると言われています。

緊張や不安なときに

クラリセージはリラックス効果の高い精油としても知られています。また、幸福感を高めて、気持ちを明るく高揚させてくれる香りでもあります。
緊張や不安、パニックにおちいったときには、クラリセージの香りが心を落ち着けてくれるとともに、幸せな気持ちを呼び起こしてくれます。

ワンポイントアドバイス

クラリセージ

書籍などで「マスカットに似た香り」と表現されることもありますが、実際にはもっと重く濃厚な香りで、量を間違えると頭痛の原因になることもあります。にもかかわらず女性から高い人気を得ているのは、やはり多くの人がクラリセージの高い効能に注目しているからでしょう。ホルモンバランスが気になる方は、ぜひ試してみてください。

クラリセージのおすすめの使い方

女性特有のお悩みに

ホルモンバランスはストレスとも密接な関わりがあります。ホルモンバランスの乱れを感じた時は、入浴の際にクラリセージを1、2滴混ぜてみてください。濃厚な香りのため、1~2滴で様子を見てください。ゼラニウムやフランキンセンスをブレンドしても良いでしょう。

クラリセージの精油を使ったマッサージもおすすめです。ホホバオイルなどのキャリアオイルにクラリセージをブレンドして、就寝前などにマッサージしてみましょう。ラベンダーやベルガモットなどをブレンドすれば、リラックス効果も高まります。

気分を高めたいときに

幸福感や陶酔感を高めてくれるクラリセージを、入浴の際にも利用してみましょう。お風呂にクラリセージ精油を1滴落とし、のんびりとお湯につかります。ゼラニウムやイランイランの精油を1滴混ぜてもよいでしょう。
いずれの精油も強く香りますので、使用する量には十分注意してください。香りが強すぎると、頭痛や吐き気を引き起こす場合があります。

クラリセージと相性の良い精油

アロマオイル

グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、シトロネラ、ジャスミン、ジュニパー、ゼラニウム、フランキンセンス、ベルガモット、ライム、ラベンダー

いかがでしたでしょうか?
毎日の健康に、そして美容に、アロマテラピーをぜひ活用してください!

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

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