ジュニパー精油の効能、効果は? どんな香り?

ジュニパー精油
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ジュニパーは乾燥した地域で育つ針葉樹。精油はその果実(ジュニパーベリー)を蒸留することで得られます。森林をイメージさせるような、ウッディーでリフレッシュさせる香りです。心身を浄化する力がとても強く、気持ちをあらたに切り替えるとともに、体内の老廃物を排出してくれます。お酒のジンの香り付けに使われることでも有名です。

以下で詳しく見ていきましょう。

目次

ジュニパー精油のプロフィール

ジュニパーベリー

エッセンシャルオイルデータ(学名、成分など)

英名Juniper ジュニパー
和名セイヨウネズ
学名Juniperus communis
科名ヒノキ科
抽出部位果実
抽出方法水蒸気蒸留法
主な産地イタリア、ハンガリー、フランス、チェコ、スロバキア
主な成分α-ピネン、ミルセン、(E)-β-ミルセン、α-ムロレン、サビネン、リモネン、γ-エレメン、β-カリオフィレン、ガジネン、β-ピネン、α-フュムレン、テルピネン-4-オール、β-エレメン
主な効能、効果引赤、強壮、駆風、解毒、健胃、抗神経障害、抗リウマチ、催淫、殺菌、殺虫、殺微生物、刺激、収れん、浄血、鎮痙、通経、発汗、瘢痕形成、分娩促進、癒傷、利尿
香りの系統樹木系
香りのノートミドルノート

ジュニパーってどんな精油?

ジュニパーベリー

どんな香り?

森林をイメージさせるような、ウッディーでリフレッシュさせる香り

どんな植物?

ジュニパーは主に北半球の乾燥した丘陵地帯に育つ常緑の針葉樹です。葉は細くとがっており、木は数メートルの高さにまで成長します。直径5ミリくらいの小さなやわらかい実をつけ、2、3年で黒い色に熟します。この果実はジュニパーベリーと呼ばれ、お酒の「 ジン」の香り付けに使われることで有名です。精油はこの果実を蒸留することで得られます。

イタリアやハンガリー、フランス、チェコ、スロバキア、カナダなどが産地として有名です。寒く乾燥した土地でも容易に育つ強さを持った植物で、日本ではセイヨウネズの名で知られます。

エピソードや歴史、豆知識など

浄化する力の強いジュニパーは、古くから伝染病の予防に大きな役割を果たしてきました。フランスの病院では、長い間、ローズマリーやジュニパーの小枝を炊いて病院の空気の浄化をしていました。

ジュニパーの効能や効果

リフレッシュする女性

心身のリフレッシュに

針葉樹を連想させるジュニパーのクリアな香りは、様々なことに疲れたこころに元気を与え、頭の中をリフレッシュさせてくれると考えられています。やる気がなくなった時や、物事に後ろ向きになった時も、ジュニパーの香りは新たにチャレンジをする勇気を与えてくれます。森の中で深々と深呼吸をしたときのような、爽快な気分を呼びおこしてくれます。

デトックスに、むくみの改善に

ジュニパーは体内の老廃物を排出する、デトックスの効果に大変すぐれた精油です。体内に滞留した水分や毒素を排出してくれます。利尿作用がありますので、膀胱炎や結石にも良いですし、尿酸を排出するのを助けてくれるため、関節痛やリウマチ、痛風にも良い効果をもたらします。

ワンポイントアドバイス

ジュニパーベリー

ジュニパーは針葉樹の精油なので、枝や葉から抽出されると思いきや、実は果実(ベリー)から抽出されます。そのため、「ジュニパーベリー」と呼ばれることも多いです。

リフレッシュさせてくれるジュニパーは、バスソルトにも良く合います。塩は発汗を促進してくれますので、半身浴などで汗をしっかりかきたいときは、天然塩にジュニパーの精油をまぜてみるのも良いでしょう。森林浴のような心地よい香りを楽しみつつ、からだの中からスッキリするような気分が味わえます。

ジュニパーのおすすめの使い方

アロマオイルとアロマディフューザー

お部屋の空気の浄化に

アロマポットやアロマディフューザーにジュニパーの精油を数滴落とし、お部屋に香りを広げます。オレンジやレモンなどの柑橘系の精油をブレンドしても良いでしょう。

ルームフレッシュナーを作ってお部屋にスプレーするのも簡単で効果的です。ルームフレッシュナーなら出先でも香りが楽しめます。

足がむくんでいるとき、パンパンなときに

立ち仕事などが続いて足がパンパンなときには、ジュニパーを使ったアロママッサージが効果的です。ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルにジュニパーの精油を数滴ブレンドしてマッサージをします。この際、リンパの流れを意識して、体の先端部分から体の中心部分に向かってマッサージを行うと良いでしょう。

冷え性でお悩みのときに

冷えが気になる季節は、ジュニパーの精油を使って足湯をしてみましょう。洗面器やたらいなどに熱めのお湯を張り、ジュニパーの精油を1、2滴垂らします。しばらく足をつけていると、足だけでなく体全体が温まってきて、汗がにじみ出てきます。

ジュニパーを使って半身浴をするのも良い方法です。天然塩をプラスすると、より発汗を促進してくれます。

集中したいときに

勉強や仕事を早く終わらせなければならないとき、集中力を高める必要があるときは、ジュニパーの香りが役に立ちます。陶器のアロマストーン(アロマプレート)にジュニパーの精油を数滴たらしてデスクの上やパソコン周りにおきます。ローズマリーやレモンの香りをブレンドしても良いでしょう。アロマライトなどの専用の芳香器具も役に立ちます。

ジュニパーと相性の良い精油

ベンゾイン、オレンジ、グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、ゼラニウム、フランキンセンス、ベルガモット、メリッサ、ライム、レモングラス、ローズマリー

いかがでしたでしょうか?
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アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

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