サイプレス精油の効能、効果は? どんな香り?

サイプレス精油
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サイプレスはヨーロッパに広くみられる常緑の針葉樹。庭園や墓地などによく植えられています。森林をイメージさせるような、すっきりとしたリフレッシュさせる香りです。鎮静作用があり、怒りやイライラを鎮めて、心の落ち着きを取り戻してくれます。女性ホルモン様作用があるため、月経不順など女性特有のお悩みにも効果が期待できます。むくみやセルライトにも有効です。

以下で詳しく見ていきましょう。

目次

サイプレス精油のプロフィール

サイプレス

エッセンシャルオイルデータ(学名、成分など)

英名Cypress サイプレス
和名イトスギ
学名Cupressus sempervirens
科名ヒノキ科
抽出部位葉、枝
抽出方法水蒸気蒸留法
主な産地フランス、モロッコ、スペイン
主な成分α-ピネン、δ-3-カレン、リモネン、サビネン、テルピノーレン、γ-テルピネン、ミルセン、セドロールなど
主な効能、効果利尿、うっ滞除去、抗炎症、抗菌、収れん、鎮咳、通経、消臭、制汗
香りの系統樹木系
香りのノートミドルノート

サイプレスってどんな精油?

サイプレス

どんな香り?

森林をイメージさせるような、すっきりとしてリフレッシュさせる香り

どんな植物?

地中海地方で広く見られる、常緑の針葉樹。細長い円すい状の形が特徴で、30メートルほどの高さにまで成長します。ヨーロッパでは庭園や墓地などによく植えられている、おなじみの木です。木を切った後もなかなか枯れないという特徴があり、古代ギリシャ人はこの木を使って家や船のほか、神々の彫刻などを作りました。

エピソードや歴史、豆知識など

サイプレスの学名のsempervirensには、「永遠」という意味と「緑」という意味があります。いつまでも青く茂る常緑樹のサイプレスに永遠の命を感じたのか、あるいは、なかなか朽ち果てないその木材に何らかの畏怖を抱いたのか、サイプレスは古代ギリシャやローマの時代から、死や永遠と結び付けられて考えられてきました。墓地の周りにサイプレスを植えたり、この木材を使って十字架や棺を作りました。ローマ神話における冥界の神プルートの宮殿のかたわらにも、サイプレスが植えられています。

サイプレスの効能や効果

アロママッサージ

むくみを改善し、からだを引き締める

サイプレスには体液のバランスを整える働きがあり、むくみやセルライトを改善してくれます。マッサージなどで利用すると良いでしょう。

怒りやイライラを鎮め、集中させる

森林をイメージさせるサイプレスの香りは、イライラした心やざわついた心を鎮めて、落ち着きを取り戻させてくれます。色々なことを考えすぎて考えがまとまらない時も、頭の中をクリアにして、現実にしっかりと向き合う強さを与えてくれます。

ホルモンバランスを整える

サイプレスには女性ホルモン様作用(エストロゲン様作用)があり、ホルモンバランスの改善も期待できます。月経不順や月経前緊張症、更年期の症状などに有効です。

ワンポイントアドバイス

サイプレス

森や林の中など気に囲まれたところに出かけると、不思議な安心感を覚えることがありますが、サイプレスの木の香りにはそんな感覚を呼び起こさせる何かがあります。スッキリとした森林の香りは、ラベンダーとはまた違った落ち着きを与えてくれます。他の樹木の香りと組み合わせて、和室に香らせても良いかもしれません。甘い香りが苦手な男性にもおすすめできる香りです。

サイプレスのおすすめの使い方

サイプレス精油でアロマバス

じっくりと汗をかきたいときに

発汗を促したいとき、じっくりと汗をかきたいときはサイプレスを使った半身浴がおすすめです。岩塩などにサイプレス精油を数滴加え、お風呂に入れてよくかき混ぜます。ぬるめのお湯にゆっくりとつかると、気持ちのいい汗をかくことができます。

頭の中を整理したいとき、精神の浄化に

色々なことを考えすぎて考えがまとまらないというときには、サイプレスの香りを使ってみましょう。洗面器などにやや熱めのお湯を張り、サイプレス精油を1滴たらして手を温めます。入浴のときに、お風呂のお湯にサイプレス精油を数滴たらすのも良いでしょう。心が穏やかになり、冷静な判断を下すことができます。

女性特有のお悩みに

月経が重いときや更年期など、ホルモンバランスの乱れを感じたときは、入浴の際にサイプレスを2、3滴混ぜてみてください。同じ作用をもつゼラニウムやクラリセージをブレンドしても良いでしょう。

サイプレスの精油を使ったマッサージもおすすめです。ホホバオイルなどのキャリアオイルにサイプレスをブレンドして、就寝前などにマッサージしてみましょう。

サイプレスと相性の良い精油

ベンゾイン、スイートオレンジ、クラリセージ、サンダルウッド、ジュニパー、パイン、ベルガモット、ラベンダー、レモン、ローズマリー

いかがでしたでしょうか?
毎日の健康に、そして美容に、アロマテラピーをぜひ活用してください!

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。 なお、一般的な呼称に合わせて、エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルと表記する場合もあります。

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