
- ホーム
- 各精油のプロフィール
- ゼラニウム

ゼラニウムってどんな精油?
どんな香り?
ローズのような雰囲気を持った、甘く重い香り
どんな植物?
60センチほどの高さにまで成長する、南アフリカ原産の常緑性の多年草。ギザギザして先がとがった葉をつけ、小さな可愛らしいピンクの花を咲かせます。この植物には古くから魔除けの力があると考えられており、ヨーロッパでは生け垣や玄関前に好んで植えられきました。ゼラニウムには200を超える種類があると言われていますが、精油は主にヘラルゴニウム属(Pelargonium graveolens)の植物から抽出されます。フランスやレユニオン島、イタリア、エジプトなどが産地として有名です。日本では「ニオイテンジクアオイ」の名前で知られています。
エピソードや歴史、豆知識など
19世紀の初め、フランスのグラース地方などを中心に、大規模な生産が始まりました。ローズに似たゼラニウムの香りは、香水や石鹸などの香りづけとして広く利用されています。
精油の効能や効果について
リラックスに
ゼラニウムはリラックス作用の高い香りとして知られています。心と体、双方に対してしっかりとバランスを取り、健康な状態へと導いてくれます。鬱々としている時、不安やイライラなどで心が乱れている時などには、甘くフローラルなゼラニウムの香りはとても心強く感じることでしょう。
虫が嫌うといわれるシトロネロールを成分に含んでおり、蚊や虫を近づけたくない時にも効果を発揮してくれます。
マッサージにも
ゼラニウムはマッサージにも人気の高い精油の1つです。乾燥した肌や油っぽい肌など、多くの肌タイプの人から支持されています。お肌に元気がないなぁを感じている人や、お肌の色が冴えないなぁと感じている人は、ぜひこの精油を使ってマッサージをしてみてください。
ちょっとひとこと
ローズに似た雰囲気を持つ香りはいくつかありますが、ゼラニウムがいちばん近いのではないでしょうか? 「ローズの精油がほしいけど、高すぎてなかなか手が出ない」という方には、真っ先におすすめしたい精油です。
女性的でとても優しい印象の香りですが、その効能も女性にはうれしいものばかり。リラックスにマッサージに、そしてお部屋の雰囲気作りに、あらゆるシーンで活躍してくれます。
おすすめの使い方
お肌を元気にするフェイスパック
カオリンなどのクレイ(大さじ1杯)に精製水大さじ1杯を加え、ゼラニウム精油を1滴加えてペースト状になるまで練り合わせます。お肌の気になる部分に5分ほどパックし、ぬるま湯で洗い流します。ビタミンなどの栄養分を豊富に含んだスイートアーモンドオイルを小さじ1杯ほど加えてもよいでしょう。
足がパンパンな時に
立ち仕事などが続いて足がパンパンなときには、マッサージが効果的です。ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルにゼラニウムの精油を数滴ブレンドしてマッサージをします。この際、リンパの流れを意識して、体の先端部分から体の中心部分に向かってマッサージを行うと効果的です。ジュニパーやサイプレスをブレンドしても良いでしょう。
女性特有の悩みに
ホルモンバランスはストレスとも密接な関わりがあります。体のバランスの乱れを感じた時は、入浴の際にゼラニウムを数滴混ぜてみてください。フランキンセンスやクラリセージをブレンドしても良いでしょう。
虫除けに
ゼラニウム精油を入れたルームフレッシュナーを作って、空間や網戸にスプレーします。ユーカリ・シトリオドラやシトロネラをブレンドすると、より効果的です。
相性の良い精油
オレンジ、クラリセージ、グレープフルーツ、サンダルウッド、シダーウッド、シトロネラ、ジャスミン、ネロリ、バジル、プチグレン、ベルガモット、ライム、ラベンダー、ローズマリー
アロマオイル(精油)のデータ
-
植物名 ゼラニウム 和名 ニオイテンジクアオイ 学名 Pelargonium graveolens
Pelargonium odoratissimum
Pelargonium asperum科名 フウロソウ科 抽出部位 葉 抽出方法 水蒸気蒸留法 主な産地 イタリア、レユニオン島、エジプト 他 主な成分 シトロネロール、ゲラニオール、リナロール、シトロネリルフォルメート、ゲラニルフォルメート、イソメントン、グアイヤ-6,9-ジエン、メントン、ゲラニルブチレート、シトロネリルブチレート、シス-ローズオキサイド、フロペラルゴンA、2-フェニルエチルチグレート、トランス-ローズオキサイド
▼ゼラニウムのお求めは、以下のページからどうぞ。 5mlと10mlの2種類があります。


アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。