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ローズウッドってどんな精油?

どんな香り?

ローズのような雰囲気をわずかに含んだ、ウッディーかつフローラルな香り

どんな植物?

アマゾンなどの熱帯雨林で見られる常緑高木。高さは40メートルほどにもなり、黄色の花を咲かせます。高級な木材として注目され、ナイフの柄やボタン、ギター、家具などを作るのに利用されてきました。精油はこの木の心材から抽出されますが、その香りがほのかにローズを思わせることから、「ボア・ド・ローズ」の別名でも知られています。香水業界では長い間利用されてきましたが、アロマテラピーに導入されるようになったのは比較的最近のことです。木が成長するのには時間がかかり、精油がとれるようになるまでに15年以上は必要になります。

エピソードや歴史、豆知識など

1927年までは、この精油はフランス領ギアナで大規模に採油されていましたが、精油の需要が高まり、主要な産地がブラジルに移りました。ただ、ブラジルにおいて乱伐が相次いだ結果、野生のローズウッドの数が激減してしまい、現在は絶滅に瀕しています。ブラジル政府は伐採する数を規制し、植栽を計画的に行いながら、この木の保護につとめています。

 

精油の効能や効果について

リラックスに

ウッディーとフローラルの雰囲気を併せ持つローズウッドの香りは、心を落ち着けてリラックスさせてくれる力が強く、ストレスなどで心が折れそうな時や、問題を抱えて気が滅入っている時などに役立ってくれます。気持ちを明るく上向かせて、元気を出すきっかけを与えてくれます。
スキンケアにも人気の高い精油の1つです。

ちょっとひとこと

精油イメージ ローズウッドはクセがなく、親しみやすい香りで、アロマテラピーでも人気のある精油の1つですが、主要な産地であったブラジルのローズウッドの供給が不安定になったことから、販売を取り止めるメーカーが相次ぎました。ローズウッドの代替品として、香りが似ているホーリーフを扱うメーカーも多くあります。
最近はインド産のローズウッドが、ブラジル産にかわって流通するようになってきました。ブラジルにおける植栽も進んでいるようですし、今後、十数年でまた業界地図も変わってくる可能性もあります。

おすすめの使い方

心を落ち着けたいとき

不安を鎮めて心を落ち着けたいときは、ティッシュやハンカチにローズウッドを1、2滴たらして、ゆっくりと吸い込んでみましょう。目をつぶり、深呼吸をするようにゆっくりと呼吸をすると効果的です。自宅にいるときには、アロマポットやアロマライトでお部屋に香りを広げてみましょう。ローズやゼラニウム、サンダルウッドなどをブレンドしても良いでしょう。

ぐっすり眠りたい夜に

ティッシュペーパーにローズウッドの精油を1、2滴落とし、枕元に置きます。忘れた頃にふわっと香る程度がちょうどいい量です。アロマポットやアロマライトなどで寝室に香りを広げるのも良いでしょう。ラベンダーやローズ、サンダルウッドとのブレンドもおすすめです。

スキンケアに

どんな肌質にも合うローズウッドを使って、お肌をマッサージしましょう。ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルにローズウッド精油をブレンドし、やさしくマッサージしてみましょう。フランキンセンスやローズとのブレンドもおすすめです。

相性の良い精油

サンダルウッド、シダーウッド、ゼラニウム、フランキンセンス、パチュリ、ローズ、パルマローザ、プチグレン、ベチバー、ローズマリー

アロマオイル(精油)のデータ

植物名 ローズウッド
学名 Aniba rosaeodora
科名 クスノキ科
抽出部位 木部
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 ブラジル、ギアナ
主な成分 リナロール、α-テルピネオール、リナリルアセテート、α-ピネン、リモネン、1,8-シネオール、リナロールオキサイド

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