1. ホーム
  2. 各精油のプロフィール
  3. イランイラン

イランイランってどんな精油?

どんな香り?

甘く陶酔させる、エキゾチックでフローラルな強い香り

どんな植物?

イランイランは、マダガスカルやフィリピン、インドネシアなど、熱帯気候の低地に育つ常緑高木。野生では10メートルを超える高さにまで成長しますが、花を収穫するために栽培する場合は2メートルほどの高さで育てます。ピンクやむらさき、黄色の花を咲かせますが、黄色の花から蒸留した精油が品質が高いと言われています。 5センチほどの細長いカールした花びらが、下向きに垂れ下がるようにして咲きます。
イランイランという名前は、 「花の中の花」を意味するマレー語の「アランイラン」に由来しています。イランイランの濃厚な花の香りは古くから催淫効果があると言われており、インドネシアでは新婚のカップルが夜を過ごすベッドにイランイランの花びらを散らす風習があるそうです。イランイランは香料の木としても知られており、南洋地方ではココナッツ油にイランイランの精油を混ぜたもので髪を整えることがあります。

エピソードや歴史、豆知識など

イランイランの精油は、蒸留過程において5段階の品質に分けられます。エクストラが最も高級で、蒸留の最初の2時間以内に得られた精油です。次いで、ファースト、セカンド 、サード、そして総合的なコンプリートに分けられます。

 

精油の効能や効果について

ロマンティックな気持ちに

イランイランの精油に関心を持つ人の多くは、 「ロマンティックな気分を誘う」という部分に惹かれるようです。好きな人のことを考えていい気分に浸りたい、あるいは、好きな人にもっと自分のことを好きになってほしい。そんなときには、イランイランの甘くフローラルな香りが、心地よく心に響くでしょう。お部屋にほんのりと香らせたり、手作りの香水を作るのも良いかもしれません。

リラックス精油としても有名

イランイランはリラックスさせる香りとしてもよく知られており、心配事や不安があるときには、心を落ち着けて、過度な緊張やストレスを和らげてくれます。ショックやパニックに陥ったとき、恐怖で体がすくんでしまうときなどにも、この精油はゆったりとしたリラックスした状態に導いてくれます。女性特有のお悩みを持つ人にも人気の高い精油のひとつです。

ちょっとひとこと

精油イメージ 非常に強い香りの精油のため、人によって好き嫌いが大きく分かれるようです。最初は「とてもダメ」という人も、そのうちすごく好きになる、ということもよくあります。量を多くしすぎると、頭痛や吐き気をもよおすこともまれにあります。 1滴でもかなり強く香りますので、使用する量には注意した方がよいでしょう。特に、お風呂場など狭い空間では香りも強くなりがちです。気をつけましょう。

おすすめの使い方

お部屋のムード作りに

アロマポットやアロマライトなどの器具を使い、お部屋に香りを広げます。オレンジやグレープフルーツなどとブレンドしても良いでしょう。強く香りますのでイランイランは1滴からスタートしてください。

不安や恐怖を感じるとき

ティッシュやハンカチに精油を1滴染み込ませて、香りを嗅ぎます。出先などでも簡単に香りを楽しむことができます。

女性特有の悩みに

ホルモンバランスはストレスとも密接な関わりがあります。体のバランスの乱れを感じた時は、入浴の際にイランイランを1滴混ぜてみてください。ラベンダーやフランキンセンス、ローズウッドをブレンドしても良いでしょう。(イランイランは非常に強い香りのため、 1滴だけで様子をみてください。入れすぎると頭痛や吐き気の原因になります。気分が悪くなったときは、すぐに使用を中止してください。 )

相性の良い精油

スイートオレンジ、グレープフルーツ、サンダルウッド、シトロネラ、ジャスミン、ネロリ、パチュリ、ローズ、ベルガモット、メリッサ、ラベンダー、レモン、ローズウッド

アロマオイル(精油)のデータ

植物名 イランイラン
和名 イランイランノキ
学名 Cananga odorata
科名 バンレイシ科
抽出部位
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 コモロ、マダガスカル、レユニオン島
主な成分 リナロール、β-カリオフィレン、ゲルマクレンD、p-クレシルメチルエーテル、ベンジルベンゾエート、ゲラニルアセテート、ベンジルアセテート、ベンジルサリチレート、ファルネソール、カジノール、オイゲノール、3-メチル-2-ブテニルアセテート

▼イランイランのお求めは、以下のページからどうぞ。 5mlと10mlの2種類があります。

アロマオイル(精油)イランイラン 10ml

選べる精油5本セット 

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。