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ベルガモットってどんな精油?

どんな香り?

オレンジよりも少しフローラルなトーンのあるフルーティーな香り

どんな植物?

温暖な気候に育つ常緑高木。4メートル程の高さにまで成長し、白い花を咲かせ、小さなオレンジのような果実をつけます。クリストファー・コロンブスがこれをカナリヤ諸島で発見して、その後スペインとイタリアに持ち帰り栽培させたと伝えられています。ベルガモットの名前は、この木が最初に栽培されたイタリアの都市、ベルガモの名に由来しています。ベルガモットはアールグレイ紅茶の香りづけとして利用されていることでも有名です。

エピソードや歴史、豆知識など

17世紀末、イタリア人のジョヴァンニ・パオロ・フェミニスは、ベルガモットオイルを使った「オー・アドミラブル(すばらしい水)」と言う香水を売り出し、これがヨーロッパで大流行しました。ドイツのケルンで作られたこの香水は「ケルンの水」の愛称で親しまれるようになり、のちにフランス語の読み方の「オー・デ・コロン」になりました。ベルガモットは香水の成分として、現代でも広く利用されています。

 

精油の効能や効果について

リラックスとリフレッシュをあわせ持つ香り

ほのかなフローラルのトーンを含んだベルガモットのフルーティーな香りは、リフレッシュとリラックスの双方の特性を備えていると考えられています。落ち込んだときには心を高揚させて明るく元気にし、ストレスやイライラで神経が高ぶっているときには、気持ちを落ち着かせて穏やかにしてくれます。心と体のバランスを上手にとってくれる香りと言えるでしょう。

食欲がわかないときにも

梅干しを見るとなんとなくツバが出てくるように、酸味のあるベルガモットの香りを嗅ぐと、なんとなくお腹が空いてくるという人が多いようです。食欲が湧かないなぁと言う時は、ベルガモットの香りを嗅いでみるといいかもしれません。

ちょっとひとこと

精油イメージ ベルガモットと名がつく植物にはタイマツバナというシソ科のハーブもありますが、これは別の植物でアロマテラピーではあまり一般的ではありません。通常、アロマテラピーで「ベルガモット」といえば、オレンジのような小さな果実をつける、ミカン科のベルガモットの方を指します。
柑橘のベルガモットの香りはとても爽やかで、男女を問わず誰にでも好まれる香りです。「リラックスしたいけど、ラベンダーの香りはそれほど好きではない」と言う方は、ぜひベルガモットの香りを試してみてはいかがでしょうか。
ベルガモットには光毒性(ひかりどくせい)があるため、マッサージに利用する際には注意が必要です。光毒性のある精油を使ってマッサージをした後、直射日光や紫外線にさらされると、シミなどを発生する可能性があります。マッサージに使用した後数時間は、直射日光の下を歩いたり、日焼けマシーンなどを使うのは避けてください。マッサージに使用する場合は、夜や就寝前に行うと良いでしょう。
ベルガモットFCFという、光毒性成分をあらかじめ除去した精油もあります。FCFとはフロクマリンフリーのことで、光毒性成分であるフロクマリン類をのぞいてある、という意味です。ベルガプテンフリーとも言われます。このような精油の場合は、日光を気にせずお使いいただけます。 ベルガモットは肌を刺激する場合もありますので、お肌の敏感な方は使用量に注意してください。

おすすめの使い方

気分を明るくしたい

アロマポットやアロマライトなどにベルガモットの精油を数滴落とし、お部屋に香りを広げます。ベルガモットのフルーティーで甘い香りが、気持ちを明るく元気にしてくれます。スイートオレンジやレモンなどの柑橘系の精油をブレンドしても良いでしょう。

ぐっすり眠りたい夜に

ティッシュペーパーにベルガモットの精油を1、2滴落とし、枕元に置きます。忘れた頃にふわっと香る程度がちょうどいい量です。アロマライトなどで寝室に香りを広げるのも良いでしょう。ラベンダーやスイートオレンジとのブレンドもおすすめです。

相性の良い精油

イランイラン、カモミール、サイプレス、ジャスミン、ジュニパー、ゼラニウム、ネロリ、パチュリー、パルマローザ、マージョラム、ユーカリ、ラベンダー、レモン

アロマオイル(精油)のデータ

植物名 ベルガモット
和名 ベルガモット
学名 Citrus bergamia
科名 ミカン科
抽出部位 果皮
抽出方法 圧搾法
主な産地 イタリア
主な成分 リモネン、リナリルアセテート、リナロール、γ-テルピネン、β-ピネン、α-ピネン、ベルガモテン、ゲラニルアセテート

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アロマオイル(精油)ベルガモット 10ml

選べる精油5本セット 

アロマテラピーは、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。また、当サイトの情報は、精油の医学的な効能、効果を保証するものでもありません。精油を使用する際には、製品についての注意事項をよく読み、自己責任の下、正しくお使い下さい。妊娠中の方、病気のある方、健康状態のすぐれない方は、必ず事前に医師にご相談下さい。